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たきや漁たきやりょう

所在地 浜松市西区雄踏町宇布見9985-3
たきや漁のはじまり

もともとたきや漁は浜名湖独特の漁法で、この方法で漁をする漁師は舞阪や新居に若干いたが、ほとんど雄踏内に限られていたらしい。
かぶせ網と突き棒を使った漁法で、始まったのは第二次世界大戦以降とされるが、100年以上前から魚やエビをもりで突くことは一般的で、夜間に光をあてて魚を集めるようになったのは、湖畔でたき火をしていた人が目の前を行く大魚を青竹でしとめたことから始まったといわれる。

 

たきや漁の特徴

漁期は3月・4月から12月頃までが主で、クルマエビ、クロダイ、スズキ、ときにはトビウオやアンコウが捕れたこともあったという。

1968(昭和43)年には皇太子一家が水産試験場をお訪ねになり、タキヤの道具などをご覧になり、翌年は浩宮様が体験されたこともある。

現在は「たきや遊船」という観光漁として人気(問/浜名漁協雄踏支所浜名漁協雄踏支所)。

春から秋にかけて、夕闇に遠浅の湖に出て、水中灯を照らし、その光に集まってくるクルマエビやカニ、黒鯛などの魚をモリで突いたり、網ですくったりするもの。

船を漕ぎすすめながら移動して漁をするため、小舟で出るのが特徴。

とれたての幸を、湖に浮かぶ船の上で調理して味わうこともでき、浜名湖ならではの楽しみ方と人気を集めている。

 

参考

「はまな(水産試験場浜名湖分場保有)」第106号
雄踏町図書館内の資料室には、たきや漁に使われた古い道具が展示紹介されている。

 

 

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